gdgd 転職ブログ

こじらせ系男子の読書や趣味を書き溜めておくためのブログ (ちなみに転職は成功済み)

親子問題

少し考えさせられることがあり、「親子問題」についてここにまとめておこうと思います。

私の父は、一言でいえば「全てを自らの手を治めておきたい」と考えるタイプの人間です。 正直、その実家に暮らしている時点で私もダメ人間ですが、さすがに最近では身の危険を思えるようになりました*1。 そこで、対策をここにまとめ、今後に備えておこうと思います*2

毒になる親

フォワードは著書「毒になる親」にて、毒親を次のように表現しています。

子供に対するネガティブな行動パターンが執拗に継続し、それが子供の人生を支配するようになってしまう親

このような親に育てられた子供は、「一人の人間として存在していることへの自信が傷つけられており、自己破壊的な傾向を示す」ことが多いようです。 このような子供は、根拠のない「罪悪感」や「自分が不十分な感じ」を心の奥に抱えたまま育っているため、ポジティブで落ち着いた自己像を持つことが非常に困難です。 そのために、次のような特徴を持っています。

  • 自分に対する基本的な自信がない
  • 生きていくことの価値がなかなか見いだせない

以下の書籍では、毒になる親の実例や、自分自身が親にコントロールされていないかを確かめるためのチェックシートなどが紹介されています。 親で困っている人だけでなく、これから親になる人や既になっている人にもお勧めしたいです。

毒になる親 一生苦しむ子供 (講談社+α文庫)

毒になる親 一生苦しむ子供 (講談社+α文庫)

不幸にする親 人生を奪われる子供 (講談社+α文庫)

不幸にする親 人生を奪われる子供 (講談社+α文庫)

解決に向けて

さて、いつまでも親に腹を立てていても、私の人生がよくなることもないです。 そこで、親からの精神的に(物理的にも)独立する方法を考えなければなりません。 「毒になる親」では、まず最初に1人の大人として自分の責任をとることから始めるべきであるとしています。

  1. 親から独立したひとりの人間になること
  2. 親との関係を正直に見つめること
  3. 自分の子供時代について、目をそらさずに真実を見つめること
  4. 子供時代に起きた出来事と大人になてからの人生のつながりについて、認める勇気を持つこと
  5. 親に対して本当の感情を表現する勇気を持つこと
  6. 現在親が生きていようが死んでいようが、彼らが自分の人生に及ぼしている支配力とはっきりと対決し、それを減少させること
  7. 自分が人に対して残酷だったり、人を傷つけたり、人をこき下ろしたり、人の心を操っていたりするような行動をとることがある場合には、それを改めること
  8. 親に負わされた傷をいやすため、適切にサポートし援助してくれる人たちを見つけること
  9. 大人としての自分の力と自信を取り戻すこと これらの事項は、それに向かって努力するための目標であり、いますぐすべてができることを期待するべきでないことも覚えておいてほしい (中略)だが、項目によって難易度に差があるかもしれないが、これらのことは最終的にはすべて達成可能である

次に自分の親と「対決」することを本書では伝えています。 「対決」とは「十分に考えたうえで勇気をもって正面から向かい合い、苦痛に満ちた過去と困難な現在についてはっきり話をするということ」である。

その目的はつぎのとおりである。

  • 親と正面から向かい合い、はっきりと話をすること
  • そのことへの恐怖心を、これを最初で最後のこととして勇気を出して乗り越えること
  • 親に真実を語ること
  • 親と今後どのような形の関係を維持することが可能かを判断すること

逆にとってはいけないこととして以下のことを本書は挙げています。

  1. 自分の苦しみがなくなるように親を変えようとすること
  2. 親の愛情を勝ち取るにはどうしたらいいのかとかんげること
  3. 親の考えや言動に対して感情的に反応すること
  4. いつの日か親は真心のこもったサポートを与えてくれるだろうという幻想を持つこと

私にとっての課題は以下の通りです。

  • 親から独立したひとりの人間になること
  • 親との関係を正直に見つめること (親と今後どのような形の関係を維持することが可能かを判断すること)
  • 自分が人に対して残酷だったり、人を傷つけたり、人をこき下ろしたり、人の心を操っていたりするような行動をとることがある場合には、それを改めること
  • 現在親が生きていようが死んでいようが、彼らが自分の人生に及ぼしている支配力とはっきりと対決し、それを減少させること そもそも年金手帳やらマイナンバーやら物理的にも支配されているので、なんとかしなければなりません。

現実的な解決方法について

これから私が考えなければならないのは、以下の内容です。

  • 経済的な独立
  • 生活必須書類の回収 (年金手帳、生命保険証書、その他本来自分自身で管理すべきもの)
  • 生活拠点の独立 (つまりは引っ越し)

経済的な独立は比較的簡単な問題です。 つまりは節約さえすればいいのだから。

生活拠点の独立も、それ自体のハードルは高くありません。

問題は2つ目の必要書類の回収です。

親がすべて管理してしまい、その実態を子(少なくとも私)には全く伝えられていないです。 そのため、引っ越そうにも親がマイナンバーを知らせようとしなかったり*3、その他必要な書類も親が引き渡さないかもしれない状態です。

そして、私の無知のせいで、そもそも自分自身で管理すべき書類がいまいち分かっていないです。

そこで、地方自治体の相談窓口などが役に立つかもしれないです (品川区の例)。 どんな書類の管理が必要か分かれば、必要以上に親を警戒せずにすむようにもなりますので。

今後について

まずは、窓口に相談して、どのように親から独立するかを考えておこうと思います。

次に、抑えておくべき書類を抑え、簡単には回収されないようにしないといけません。 (隙あらば親は私の部屋に入り、何かを探している様子なので・・・)

最後に、引っ越し先を探すこと、部屋の備品(荷物)を減らすこと、保証会社等を利用した入居審査の方法*4を調べておく必要がありそうです。

最後に - 事の経緯

最後に愚痴を吐いてしまいますが、私は今、転職に際して色々と書類を提出する段階になっています。 「書類をコピーして提出しろ」、「年金手帳はどこにやった?返せ!」など、ちょっとおかしいだろと思うほど口がでてきます。

そして今日、悪態をついた私に対して、「お前のことを心配しているのに、なんだその態度は!!」と一言。 「一体何を心配すればそこまで怒鳴れるのだろうか?」とようやく父の異常さを垣間見て、現状を改善しなければと思いたてました。 さて、頑張ろう。

*1:年金手帳、生命保険、その他書類をすべて管理しようとし、断ると大声で怒鳴りつけられる生活が続いています。最近は距離を取っていたのですが、転職に際して干渉が激しくなりました。まさか25歳にもなって親に年金手帳を提出しろなんて言われるとは思いもしなかった。。。

*2:親に問題があることは明確ですが、一方で私も親に対して冷静にふるまえないことも問題の一つです。これは私の責任ではありますが、話し合いでどうにかしようとは思っていないので、距離を置くことで解決します

*3:ちなみにマイナンバー自体は住民票を発行すれば簡単に分かる

*4:保証人制度といい、親孝行といい、親子関係が安定していることを前提されても・・・とたまに思うこともあります。